初めまして、令和元年。三度目まして、ダニー・オーシャン
10連休と10連観劇
とまでは流石に(お財布事情などもありまして)無理でございましたが!
平成最後のダニー・オーシャンも、令和元年のダニー・オーシャンも生で拝顔して来ましたよ(ぐへ、ぐへへへ)
え、チケットはどうしたのかって?
そりゃもう、根性と気合いと執念で日夜(いや、まぁ、夜は並んでないですが)並んだに決まっているではありませんか!(威張ることではない)
【宝塚歌劇】 オーシャンズ11 花組 【中古】【Blu-ray】
何はともあれ、まずはダニーでしょ!!
DVDでは初代星組ダニーの柚希礼音さんも、2代目花組ダニーの蘭寿とむさんも何度も見させて頂いておりますもなかですが、劇場で観劇したダニーはこの真風涼帆さんが初でございまして。
いやー、真風さん、お歌が本当にお上手になられましたね!!
ビジュアルに関しては以前からも、それはもう、他のジェンヌさんと並んでも飛び抜けて長身、イケメンで、男前だと思っておりましたけど。
お歌に関しては、どうも、現星組トップの紅ゆずるさんがバウホールで公演された時の「メイちゃんの執事-私の命に代えてお守りします-」の忍様役の時の印象が未だに抜け切らないものですから(いやはや、失礼極まりなくて恐縮です、ホント…汗)
大劇場で拝聴して、もなか、大感激致しました!
しかも今回は、先代、先々代の時には無かった(と、もなかは記憶しておりますが)ラスティと二人で歌うシーンなども追加されていて、益々歌の比重が高かったように感じましたのに。
のに、ですよ。
二幕もの、見事に魅せて、そして聴かせてくださいましたね。真風ダニー、圧巻でした。
歴代ダニーとの比較
あくまでも、もなかの受けた印象、という範疇でのお話ですので、皆様、どうぞ悪しからず。
まずは初代、柚希ダニーですが。
もなかの第一印象としては、キラキラ眩しい、主人公オーラ全開のダニーって感じです(きゃーっ /// )
設定としては一応、「詐欺師 = 世間的には悪い人」のはずなのに、何だか悪人を懲らしめるヒーロー集団のボス、正義の味方感溢れて見えちゃうんですよね。不思議と(そして常々、眩しい!あなた、太陽か何かですかっ!?)
お歌もさることながら、軽やかでエネルギッシュなダンスも魅力の柚希礼音さん!!
あの、どこか愛らしい顔立ちからはちょっと想像できないくらいの、THE アメリカン&THE ハリウッドな迫力とスピード感が満点です(思わず息を飲んで、食い入るように見てしまいます!)
それでいてふとした瞬間の、親しみやすいカジュアルさや、ふっと笑ってしまうウィット感もふんだんに感じさせてくれる、そんな若きオーシャンズのリーダーという印象が強いですね☆
対して2代目の蘭寿ダニーは。
何よりもまず、大人!大人!大人!!!
ダンディーダニーですよね(鼻息荒っ)
相棒のラスティが、当時、専科所属だった(後に星組トップになる)北翔海莉さんで、フレッシュさよりも知的な大人っぽさが際立つ面々が多い花組オーシャンズだったというのもあるのでしょうけれど。
その中でも一際ダンディーで、色気と危なげな影をチラつかせる蘭寿ダニーの妖しい魅力と言ったら、もう、鼻血ものですよ。はい!
初代のダニーと比べると、登場した瞬間から、あ、こいつは絶対、裏社会の人だ!という 謎の説得力もあって(笑)
敵役となるテリー・ベネディクトも現雪組トップの望海風斗さんという、言わずと知れた名役者揃いですし。
ベガスの悪 vs 天才詐欺師の悪悪対決!(正義の味方はどこ〜!?)
始終ドキドキハラハラさせられっぱなし、火遊び感満載の、まさにオーシャンズの黒幕という雰囲気です。
さて、そしてお待ちかねの今作!真風ダニーはと言いますと。
先代、先々代と比較して、(恐らく)小池修一郎先生の脚本でイメージされたダニーに一番沿った形のダニー・オーシャンに仕上がっているのではないかというのが、もなかの受けた率直な感想でございます(ち、違ってても怒らないでね、小池先生…滝汗)
多くの台詞がすんなりと耳に入って、心にストンと嵌っていく感じとでも言いましょうか。
偽りだらけの俺の人生、と歌う通りに、真風涼帆さん演じるダニーはどこか、自分の生き様に後ろめたさというか、引け目のようなものを感じているみたいに見えて。
けれどそれでもこの愛だけは真実だとテスを想って苦悩する様が、もの凄く観る者の哀愁を誘って、何とも切なくさせられるのですよね(きゅぅぅん…という感じ、伝わりますでしょうか?)
芹香斗亜さん演じるラスティーとは、初代の星組での新人公演でもお二人とも同じ配役でそれぞれ演じられたそうですが(もなか、見たことないんですよっ!悔しい…ッ!!)
同じ様に表社会で真っ当に生きている訳ではない二人、そして友人同士の仲の良い二人という間柄でありながら、キャラクターの性格は全く異なる二人としてきちんとそれぞれ演じられていて、その対比がより、真風ダニーの(裏社会で真面目に悪いことしてますって感じの)妙な生真面目さ感や、思うところが色々ありそうな複雑な心境をじわ〜っと観客に感じさせるのかもしれません。
新しいダニー像、ここに見たり!という印象でした。
ビジュアル面は言うまでもなく、では御座いますが
あのお美しく、男前な、真風涼帆さん。
そして、その真風さん率いる、すらっとした長身美形揃いの現宙組男役が美味しい役どころに勢揃いなのですから、それはもう、勿論、圧倒される程の舞台映えする格好よさは言うまでも御座いません。御座いません、が!
ここは敢えて、申しましょう!
超絶、格好いいですよ、皆様!!!
言われなくとも分かってますよね。はい。そうですよね(笑)
ま、もなかも行く前からこれは絶対ビジュアルで外さないことは確信して観に行きましたもん。そして、その通りで御座いました!ウンウン!
だって、あの長身揃いで、ズラーッとスーツで決められたら、赤面する以外にどんな顔しろって言うんですか!?(思わず逆ギレ)
いやー、宝塚の男役さんにああも格好良くスーツ着られた日には、もう、見惚れる以外の選択肢は存在しないですよねぇ〜。
もなか、男役さんのスーツ姿に目がなくて(いやはや、照れ照れ)
そんな訳で、皆様、どうぞ劇場で存分にガン見して、赤面してくださいませ。
特に一幕ラストのオーシャンズ総出で客席に背を向けて歩き去るところや、最後のショーの男役群舞は、瞬きするのも勿体ないですよ!
瞬きは片目ずつ交互にして、是非とも目にも脳裏にも焼き付けて堪能してくださいね(笑)
因みに東京の方はまだ応募出来るチケットもあるみたいなので、チケットゲットしたい方はこちらのサイトや、こちらのアプリでチケット情報チェック、してみてください。
ではでは、令和も引き続き、楽しい宝塚ライフを皆様ご一緒に満喫しましょう〜♪