怒涛のオーシャンズ11 またまた勝手に語っちゃうぞ
ダニー・オーシャンだけじゃないんです!
あー、ごめんなさいね。ごめんなさいね。Dr.もなソンが通りますよ〜。通して、通して。
というわけで(ん?んん??)またまたオーシャンズでごめんなさい(笑)
だって、ダニーの事を語ったらどうしたってラスティーの事も語りたくなるじゃないですか!ねぇ!?
そんなわけで、もういきなり始めちゃいますよーー!
歴代ラスティー・ライアン、ここに大集結!!
ラスティー・ライアンともなか
はい。何のご縁も御座いません。残念ながら(泣)
でも大好きです!超好きです!!
宝塚のオーシャンズ11を語る上で、なくてはならない重要ポジです!絶対!
ダニーの傍らにはラスティーあり。の名言もあるくらいの(あるっけ?)切っても切れないご縁、それがラスティーですから。
妻のテスでさえ顔を出さない片田舎の刑務所に、わざわざクッキーを差し入れてくれる気の利くラスティ。
医者に扮して登場し、ベネディクトをおちょくっては会場を沸かせてくれる、お茶目さんなラスティ。
黒のマントを翻して敵の目を欺きつつ、ダニーとテスをホテルから逃してくれる、格好いいラスティ。
最後の最後でまた離婚届を突き付けられ、観念したダニーがペンは無いかと聞いた時にも、無い、無いな〜、と必死にダニーの婚姻関係を繋ぎ止めようとしてくれた優し〜いラスティ。
ダニーとテスが大団円で纏まったら、俺もポーラにプロポーズ、と二人の世界を邪魔しないよう颯爽と去っていく気遣い力満点のラスティ。
可愛い。可愛すぎますよ、ラスティ。
控えめに言って、最高です!はいっ!
【宝塚歌劇】 オーシャンズ11 花組 【中古】【Blu-ray】
歴代ラスティーってどんな印象?
再演物のお約束、それぞれのジェンヌさんの個性が光るラスティーを、もなか視点でご紹介しましょう。
あくまでも、もなか視点、ですからね?これも皆様、お約束通り、悪しからず、という事で一つ、宜しくお願いします(ぺこり)
柚希礼音ダニー率いるキラキラヒーロー集団の頭脳ポジ、涼ラスティー。
少年漫画さながらの活発でハツラツとした星組オーシャンズの中で、やや落ち着いた、不思議な安定感を放つこの涼ラスティーは、(勿論きちんと男役さんではあるのですが)どことなくオーシャンズのたおやかな花、紅一点という雰囲気です。
涼さんの少しハスキーな独特の声音や、 北欧系美青年といった感じの、色素の薄い儚げな美しさがそう感じさせるのでしょうか。
ダニーを始め、オーシャンズのメンバーとも普通に仲良さげに話しているのに、時折、少し離れた位置から皆の事を見守ってくれているような。
そんな涼ラスティーの優しい眼差しに、もなか、何度見ても一瞬でノックアウトです(知らんがな)
柚希ダニーが陽属性の太陽みたいな輝きで常にオーシャンズを引っ張っていくその傍らで、そっと寄り添う月。
このバランスもまた絶妙で、互いの良さを存分に引き立てあっている気がします。
北翔ラスティーはまさに相棒という言葉がぴったりのラスティーだと思います。
大人っぽい色気と影を身に纏い、裏の世界を堂々と突き進む蘭寿ダニー。ともすれば近寄りがたささえ感じるこのダニーの懐に、ひょいっ、と難なく飛び込んでいく北翔ラスティーの軽妙さと知的さのさじ加減に、もなか、脱帽で御座いました。
おふざけモードの時はオーシャンズの仲間たちをドッと笑わせて和ませる、ちょっぴりピエロっぽい 北翔ラスティーですが、ひとたび仕事となると、ダンディーな蘭寿ダニーの隣でも引けを取らないパリッとした格好いい大人な雰囲気に早変わり。
酸いも甘いも噛み分けた北翔ラスティーだからこそ出せる、成熟された大人の魅力だともなかは思うわけであります!(うんうんうん)
そんな北翔ラスティーの、ある意味で和みというか、日本茶でホッと一息的な空気感と、蘭寿ダニーと望海風斗ベネディクトが対峙する時の手に汗握る緊迫感とが適度に織り交ざる事で、蘭寿ダニー率いる花組らしい、ハードボイルド感満載なオーシャンズが出来上がったのではないでしょうか。
まず、最初に一言、いいですか?
か、か、か、可愛い…( /// )
すみません。もなか、蕩けました(まぁ、脳みそはいつも半溶け状態ですが。笑)
観に行く前からきっと芹香ラスティーはハマり役だろうとは思っておりましたし、真風涼帆ダニー共々、初代の星組時の新人公演でも演じられているわけですから期待はしておりました、が!
いやー、期待以上でごめんなさい(なぜ謝る?)
考えてみれば芹香斗亜さん、新人公演も含めると
これだけ演じてこられたんですもんね(というか、宝塚のオーシャンズ総ナメ!?)
宝塚のオーシャンズ11に関して言えば、他の誰よりも様々な角度から作品に触れてこられたのですから、今回のラスティーもきっと、今までの先輩方の演技や役作りを参考になさった上での芹香ラスティーなのでしょうけれど。
でも、ちょっと犯罪級に可愛すぎやしませんか!?(勿論、いい意味です!)
芹香さんの、常々軽〜くワルっぽい(あくまでも軽犯罪に限る、的なカジュアル悪な感じの)オーラがそのままラスティーの弱っちい悪さ感(笑)に絶妙にマッチしてて。
もはや芹香さんがラスティーなのか、ラスティーが芹香さんなのか、みたいな(いやいやいや…笑)
サクセス知らずの、俺の人生〜。の歌のままに、フラフラ〜、フラフラ〜と流されて生きてそうな感じが、ヤバいです(全力で褒めてます!)
そんな見るからに弱っちい(こら!)芹香ラスティーと、詐欺師なのに何だか妙に生真面目そうな真風ダニーのコンビ感。
いいですねぇ〜、なんか、すごく今っぽい気がします!
犯罪の規模も(脚本的には同じはずなのに)今までの中で一番、被害が少なそうに見えるというか、あまり誰も傷付けてなかったような印象で終われて、観劇後のもなかの心持ちもスッキリさっぱり軽やか〜(るんるん)でしたし。
加えて、オーシャンズの面々とも和気あいあいな芹香ラスティー。
真風ダニーがやや輪の一歩外側から見守る立ち位置っぽかったのもあってか、宙組のオーシャンズは芹香ラスティーがまとめ役みたいな印象を受けました。
ま、あえて一つ突っ込むとすれば。
歴代ラスティーの中でもダントツに生活能力の低そう(おい、コラッ)な芹香ラスティーでしたので、ポーラとエル・チョクロの今後がとっても気に掛かります(笑)
毒食らわば皿まで、もとい、ラスティー食らわばベネディクトまで
ってなわけで、もう、勢いでいっちゃいましょうかね(結局いくんかい!笑)
星組テリー・ベネディクトの紅ゆずるさん
ズバリ、歴代ベネディクトの中で最もテスを愛したスーパーマン、です!
現星組トップで、惜しくも次回作で退団が決定している紅ゆずるさん。
二番手、三番手時代から現トップ時代を通しても、とても愛に熱く、情に深い男役像を魅せてくれるジェンヌさんだと思います。
ベガスのスーパーマンとして生きる以上、愛情よりも非道さを要求される場面も多々あるでしょうに、そんな中でも紅ベネディクトは真っ直ぐに愛に生き、そして無情にも柚希ダニーにテスを奪い返されてしまうという、少々悲劇的な結末。
それでも不器用なまでにストレートな紅ベネディクトの愛に、ついつい主人公サイドであるはずのオーシャンズ達そっちのけで、紅ベネディクトに同情してしまった方も実は多いのではないでしょうか?
母性本能くすぐり系の代名詞、紅ベネディクト。
現在は退団作のお稽古真っ最中のことと思います。
相手役の綺咲愛里さんも添い遂げ退団されるとのことで、紅ベネディクト、今度こそ幸せな結末で本当に良かったですね。おめでとうございます!(違)
花組テリー・ベネディクトの望海風斗さん
言わずと知れた、宝塚でも一二を争う歌唱力の、歌って踊れるベネディクトですね!
望海さんに黒くて悪い役をやらせたら、最早、右に出る者は中々いないのではないでしょうか。それくらい、信頼(?)と安定の悪役ベネディクト。
テスの事は、うーん、好きなのかなぁ?ちょっと疑問…
でも、仕事はめっちゃ出来そうです。表社会でも、そして勿論、裏社会でも(笑)
奴に睨まれたらお終いだ、とルーベン・ティシュコフが忠告する通り、絶対に怒らせては駄目な相手です(触らぬ神に…というやつですよ、マジで)
望海ベネディクトの周りを固める面々も、きっといつもピリッとした緊張感の中にいるに違いありません!
失敗はイコール死、みたいな危険な空気が、言葉にせずとも伝わってくるあの感じ。
そんな相手によく勝負を挑んだなぁ、と感心するものですが、そこはそれ、なんせオーシャンズを率いるのもあの蘭寿ダニーですからね(笑)
きっとこの二人が本気でドンパチ始めたら、ベガスは一瞬で廃墟と化すことでしょう(ウンウン)
俺は、夢を売る男〜〜〜!と望海ベネディクトが熱唱されますけれど、その夢、買ったら絶対に後で高くつきますよ!
皆様、ご利用はくれぐれも、計画的に(笑)
宙組テリー・ベネディクトの桜木みなとさん
宙組の弟役代表、桜木みなと、のイメージを本当にいい意味で裏切ってくれました!
重厚感のあるボイスと、伸びやかで安定した音域、そして大劇場を隅々まで埋め尽くすあの声量。
メイクの加減か、髪型の関係か、若干幼げな印象のビジュアルは賛否の分かれるところかなとも思いましたが。
それを補って余りある、役の作り込み。
これが再演となる真風涼帆さんや芹香斗亜さんとは違って、生粋の宙組育ちである桜木みなとさんにとってはオーシャンズ11自体が今回初めて触れた作品だというのに。
のに、ですよ。
真風ダニーと芹香ラスティー率いるオーシャンズ陣営に、堂々と真っ向から立ち向かっていくあの気概!
いやー、惚れ惚れします!!これでもう、誰かの弟だなんて言わせません、って感じですね!(意味不明…笑)
そして、その桜木ベネディクトの純粋な男らしさと、まだほんの少しあどけなさの残る雰囲気が周りの人々を自然とそうさせるのでしょうか。
本来の部下であるチャールズやベスだけではなく、立場的には対立(というとちょっと違うかも?服従させようとしている相手?)しているはずのウッズご夫妻でさえ、桜木ベネディクトにどこか寄り添っているというか、好意的な様に見えてしまうのです(もなかにも不思議なのですが、本当なんですよ、これが)
うーん、それもこれもひとえに、桜木ベネディクトの魅力の為せる業というところでなのでしょうか?
なんともはや、桜木ミラクルですねぇ(しみじみ)
あー、こうして語り出すと止まりませんね。
もっとオーシャンズについて語りたいところではありますが、あまり長くなってもどうかと思うので、この辺りでひとまず自主規制、ということで(遅いわ)
もなかのオーシャンズ語りがもっと聞きたいという奇特な方がいらっしゃいましたら、どうぞ、劇場内でもなかをハントしてみてくださいませ(いくらでも語りますよ〜。うふふふふふ。笑)
因みにチケットが中々取れなくてお困りの方は、是非、こちらのサイトやこちらのアプリをご参考にしてみてくださいませ。
どちらも、チケットに困窮したもなかの相棒、ちどりさんが、宝塚のチケットを取ることだけに執念を燃やした血と汗と涙(本当か?)の結晶でございますです、はい。
皆様の楽しい宝塚ライフの、ささやかな一助となりますことを願って。
ではでは、皆様、またお会いしましょう〜。